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【祭】加藤先生2手指時間切も快勝【祭】

1 :名無し名人:2005/05/27(金) 16:45:30 ID:S0AkyXtx
秒読係「55秒」
加藤、△3七桂「不成」と駒を打ちつける (直後手は確実に離れている)
そのまま駒をちょんちょん。それから打った桂をまたつまみあげるが、駒を手に持ったまま逡巡
(その間明らかに60秒は過ぎてる)
(恐らく秒読みが「55秒」の後を読まないのに腹を立てて、声を荒げて)
阿部「ちゃんと読んでくださいよ、秒を。」
阿部の声を聞いて、加藤慌てて△3七桂「成」と駒を打ちつける
阿部「あの、いま切れてますよ。」
加藤「まだ手を・・・」
阿部「いや、だから・・・58秒と言って、あの・・・」
加藤「まだ・・・」
阿部「だからだからそれは切ってください、さすがに。」
加藤「でも・・・、まだ読んでないでしょ。読んでないですよ。」
阿部「じゃあ、今の、ほんじゃあ・・・ビデオで取ってるんだから、一回やってください。」
加藤「ちょっと・・・」
阿部「ちょっと(苦笑して)・・・でもねえ、離れてないじゃないですか、ぜんぜん。」
加藤「これ離れてませんよ、これは。(3七の桂を指差しながら)」
阿部「ええ、だから、それは・・・さすがに取ってくださいって・・・、だって、そっちが勝手に判断してやってますんで。」
秒読係「加藤九段、10回目の考慮時間に入りました。」
桂「成り」の瞬間が10回目の考慮時間中。11回目の考慮時間中に指してる

537 :名無し名人:2005/06/02(木) 10:35:51 ID:wwOzibZd
『快勝譜』
昭和45年玉将戦予選   対 中野五三 九段戦

 振り駒で先手になったので 私は▲7六歩と指した。すると相手は△3四歩ときた。
そこで私は3時間30分の長考に入った。▲5五角、▲4四角、▲3三角(成)などでは
私が悪くなるのは直感的に分かっていた。他の手だと皆 一局の将棋だと言える。
ここは現在の私だとノータイムで▲2六歩と指し、終盤に時間を残しておくところだ。
当時の私は現在とは異なる考えを持っていたようである。
 10時40分に係の者が昼食はどうしましょうかというので、私はサーロインステーキに
カツ丼そしてチョコレートパフェをたのんだ。すると相手は鍋焼きうどんときた。それで
私はこの長考が正しかったのだと確信を持った。


538 :名無し名人:2005/06/02(木) 10:36:28 ID:wwOzibZd
 この局の開始の時、「お願いします」と挨拶をしたときに私の嗅覚は相手の
酒臭い臭いを捉えていた。それでこのように緊張のない局面で長く待たされると
夜更かし二日酔いの相手は堪らず居眠りを始めるだろうとよんでいたわけである。
昼食後開始30分、私の予想通り居眠りを始めたのを確認して私は▲2六歩と着手し
相手の次の手を待った。およそ10分で相手は涎ときた。そこで私は長く結んだネクタイで
相手の涎を受けたわけである。ここのところネクタイが短いととどかないおそれがある。
そこで私はネクタイをできるだけ長く結ぶようにしているわけである。


539 :名無し名人:2005/06/02(木) 10:37:15 ID:wwOzibZd
 エヘン、エヘン、エヘン、そうしておいて私は空咳をし、相手を起こしたのである。
そうして私が高級な盤駒を傷めるところでしたよと言うと、相手はありがとうときた。
こうしておけば相手はきつい手を指せないだろうと言うのが私の読み筋だった。
ところが局面が進み、熱くなってくると我を忘れた相手が痛烈な手を指して
しまうことがよくあった。そうしたとき私は相手の背後に回り、涎で汚れた
ネクタイの先で相手の首筋をちょん、ちょんとやるわけである。すると相手は
我に返って闘志が萎えると言う寸法だった。事実、当時の私は勝率も高かった。


540 :名無し名人:2005/06/02(木) 10:37:54 ID:wwOzibZd
 このように今だからこそあかせる真実というものがあって、当時は絶対の
秘密であった。当時は謎の長考などといわれたものだがこのような戦略が
あったわけである。近頃の棋士は対局日の前には節制する人が増えたので
このような戦略を私はとらなくなっている。このように将棋というゲームは
時代というものを現しており奥が深いものである。


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